先日、同じ商店街で婦人服店を経営されている社長から、「今度、
紳士服のイージーオーダーをすることにしたので、採寸をするときの
モデルになってほしい」と言われました。
同時に婦人服もするそうですが、採寸の練習台になってほしいとの
ことでした。実際に伺ったときは業者の方がいて、手取り足取りその
社長に教えながら、私の体のサイズを測っていきました。
そのサイズを測る箇所の多さに驚きました。今まで何度かオーダー
でスーツを作ったことがあるのですが、これ程何ヶ所も計測されたこ
とがないので、業者の方に聞いてみると、「それはパターンオーダー
でしょう」と言われるのです。
イージーオーダーより計測が大雑把で、既製服を選ぶのに近いよう
なものだということでした。上着を着て、肩に「えくぼ」が出来るのはサ
イズが大きい証拠だとか、「サイズが合っているとはどういうものか」
を教えてもらいました。
私の場合、スーツやジャケットは、ほとんどが既製品ですので、専
門家から見ると、大きめを着ていると一目で分かるでしょう。実際の
話、少し大きいくらいがいいと思っている程です。
これを靴に置き換えてみると、「少しきついよりも大きい方がいい」
と言って、実際のサイズより大きい靴を買われる当店のお客様と一
緒だなと感じました。
私も靴に関しては、少しエラそうなことを言っていますが、服のこと
になると全くの素人で、「ジャストフィットとは何か」が分かってないん
ですね。それが分かると、既製服など着れないという気持ちになりま
す。
これは私の個人的な意見ですが、靴について言えば、特別に足に問
題を抱えた方(足の変形がひどいとか、膝が悪いなど)や特殊なサイ
ズの方以外は既成靴で、後は中敷きなどで調整するくらいでいいと思
っています。
靴のセミオーダーでは限界があるからです。木型から起こすフルオ
ーダーだと30万以上もかかりますので、あまりお勧め出来ません。
服だと型紙というのを作りますが、紙というくらいですから、それ程
費用もかからないわけです。
当店も婦人や紳士靴のセミオーダーが出来るのですが、金額が高
い割りには既成靴とさほど変わらないと思っているので、あまり力を
入れていません。そこで、HPで紳士靴のスモール、キングサイズに
絞ってやっているのです。
洋服が靴と違うところは、サイズの微調整が服のほうが細かく出来
る箇所が多いという点でしょうか。そういう意味では服に関しては、オ
ーダーのほうがいいということになりますね。
今の時代、お客様の細かい要望にどれだけ応えられるかというのも
大事なテーマの一つです。靴のオーダーに関して改めて再考させられ
た今回の出来事は、私にとってとても有意義なものでした。
最後までお読み下さいまして、有難うございました。
皆様のご意見をお聞かせ頂きましたら、こんなに嬉しいことはございません。
 |