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店長のひとりごと
Vol.16 2005.11.3 


    先月の8日に私の地元・福岡県飯塚市にある嘉穂劇場で、職場対抗
   のど自慢大会というのがありました。今回で30回を数えるほど長く続い
   ていて、私たち商店街合同のチームも昨年に引き続き参加したのです。

    商店街チームは前回からの参加で、そのときの私の役目は、歌う人の
   後ろで横断幕を持つというものでした。二十数組出演するなかで、歌も
   応援部門も賞を頂いたのです。

    今年は更に上の賞を目指そうとみんなで張り切っていましたが、肝心
   の歌い手がなかなか決まりません。前回と同じ者が歌ったのでは芸がな
   いということで、「誰もいなかったら、自分が歌いますよ!」と冗談半分で
   言っていた私に急きょ決まったのです。

    私自身、歌がそれほど得意なわけではないのですが、カラオケは好き
   で、よく歌いますし、何とかなるのではと、そのときは軽いノリで引き受け
   てみたのです。1200人収容の嘉穂劇場のステージで歌うなんて一生に
   一度のチャンスですからね。

    ところが、私が歌うと決まった途端に一緒に出るメンバー達から、様
   様な注文を言われるようになったのです。「声が腹から出てない」「歌い
   方にメリハリがない」などなど。

    曲は、みんなからいいと言われた吉田拓郎の「流星」という曲で、自
   分としても得意な歌だと思っていました。しかし、自分で歌ったものを
   テープに録って聴いてみると、愕然としたのです。

    全然声が出ていないし、メリハリがなくて一本調子の歌い方だったの
   です。それを今まで、自分ではいい感じだと思っていたのですね。これ
   では、みんなからケチ付けられるのも仕方ないと思いました。

    今さら断るわけにもいかず、それからは毎日のようにカラオケボック
   スやスナックに行って、練習の日々が続きました。三週間くらいですか
   ね。山笠のときでも、それほど飲みに行かないというくらい通いました。

    同じ曲を何十回も歌っていると、少しは声が出てくるようになり、自信
   も少し出てきたのです。今回の件で、自分の思い込みだけではいけない
   のだなと痛感しました。自分を客観的に見ることや、人からの忠告には
   素直に耳を傾ける姿勢が大事だなと。

    商売でも同じことが言えます。自分ではいいと思っているこだわりでも
   お客様から支持されなければ意味がありません。常に自問自答しながら
   必要なときは修正もしなければいけませんね。

    本番のときは緊張しながらも、思い切り歌うことが出来ました。生演奏
   で、スポットライトを浴びて歌うのは、何とも言えぬ心地よさでした。歌部
   門では残念ながら賞は取れませんでしたが、一緒に出演した仲間から
   本番のときが一番良かったと言われ、私の中では満足しています。

    何事もあきらめないのが大事ですが、自分の力量を知ることも必要で
   すよね(笑) とにかくいい思い出になりました。

                             

 
 最後までお読み下さいまして、有難うございました。
皆様のご意見をお聞かせ頂きましたら、こんなに嬉しいことはございません。

 

 



なわた履物店 縄田真照
〒820−0042 福岡県飯塚市本町11−25
TEL 0948−22−0684
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