Vol.5 2003.9.9
7月19日未明に九州を襲った集中豪雨。私がいる福岡県飯塚市も水害で大変な状況でした。被害は一般住
宅のみならず、中心商店街にまで及び、私の店も水に浸かりました。
朝の6時過ぎ頃だったと思います。母から、「店が水に浸かっている!」と起こされて、ねぼけまなこで見てみ
ると、床に置いていた商品が水にプカプカと浮いているのです。本当に信じられない光景でした。
慌てて商品を棚の上に載せて、一段落ついてから外に出てみました。
水は膝上まで来ており、商店街が川の様になっていたのです。
ニュースでは大雨洪水警報が出されていたのですが、まさか浸水するとは誰が予想したでしょうか?こんな経
験をしたことがないので、「危機意識」が全くありませんでした。
同じ商店街でも、浸水した所とそうでない所があり、初めて傾斜があることを知ったのです。火災保険に入っ
ていても、水害の場合は50cm以上水に浸かっていないと保険金がでないし、仮に出たとしても補償金額
の5%が上限だということも初めて知りました。
何が起きても不思議ではない今の時代ですが、「自分の所は大丈夫」という認識の甘さを鋭く突かれた気が
します。
私の店などはまだいい方で、被害がひどい所は水位が胸の辺りまでとか、首まで浸かった所もある様です。
お店の場合だと、商品が全部ダメになって破棄するか、8〜9割引で処分するという状況でした。
1ヶ月以上たった今でも、改装中の店も多数ある様で、中には廃業する店も出てきています。現在では、この
苦境を何とか乗り越えようと中心商店街が結束して、様々なセールやイベントを企画している所です。
今回の水害で一番に感じたのは、「自分達の店は近隣のお客様によって支えられている」ということでした。
水害にあった次の日から毎日のように「大変でしたね」「私の家も水に浸かったんですよ」など、沢山のお客様 から声を掛けて頂きました。
中にはお見舞いのお電話を頂いたり、食べ物などを持ってこられる方もいて、自分達の店はお客様によって
支えられているという当たり前のことを再認識させられました。他の商店主達も同じことを言っています。
また、初心に返って、「お客様に有利な商いを毎日続ける」ことを肝に銘じて仕事に励んでいく所存です。
最後までお読み下さいまして、有難うございました。
皆様のご意見をお聞かせ頂きましたら、こんなに嬉しいことはございません。
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