1.つま先をあげてかかとからしっかりと着地する。
ポイントはかかとを意識し、このかかとでできる限り歩くようにして、
前足部(足の裏の土踏まずの部分)は使わないようにすること。
2.ひざは伸ばし、最後まで曲げない。
そもそも、かかとから着地すればひざは自然と曲がらなくなるはず。
なお、曲げないつもりでも、着地した足が再びあおられて次の一歩の
ために地面から離れる時には、自然に少しだけ曲がるので、ぎくしゃく
した歩き方になる心配はない。
3.歩幅は大きく、つまり大股に歩く。
歩幅が小さいと、かかとから着地しにくくなり、チョコチョコ歩くという
不健康な歩き方になってしまう。逆に大股に歩くと、かかとからしっかり
と着地しやすくなる。
4.アゴは出来るだけ上げる。
多くの本には、『アゴを引いて歩くように』と書かれているが、これだと
次第に背中が曲がって前のめりの姿勢になり、かかとからの着地が難
しくなってしまう。アゴを上げて歩くと、それだけで1〜3までの重要な項
目が事前にクリアされる。
5.よく言われる『足の親指で蹴って歩く』 は特に考えないで良い。
単純に『かかとからの着地』だけを意識していればいい。かかとから
着地すれば、足はロッキングチェアーのようにあおられ、親指はこの
『あおり』に従って自然に爪先が最後に地面から離れるのである。
ポイントは、アゴ→かかと→ひざ→歩幅、の四つを、 この順序で頭に叩き込んでおけばOKです。 |